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tc electronic BodyRez

teshimaです。

今回はtc electronicのBodyRezというエフェクターについて書いてみたいと思います。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/205720/

BodyRezは「アコースティック・ピックアップ・エンハンサー」というジャンルのエフェクターなのですが、簡単にいうとピエゾ臭さを決して本来のアコースティックな響きを取り戻すためのエフェクト、ということらしいです。
ちょっと漠然としていてよく分かりませんが、具体的には内部にコンプレッサーを用意していて、ノブの回し方に応じてややドンシャリ気味にかかるように調整されているようです。
この動画を見るとちょっと感じがつかめるでしょうか。



確かにアコギっぽい「胴鳴り」が再現されているような気がします。

さて、実際に使ってみた感想ですが、、、。
動画ほどはアコギの生鳴りっぽさが足される感じはしません。これは使用するギターによるのかもしれません。ON/OFFでの切り替えは少し感じますが、思ったほど「劇的に変化!」というほどではないというのが個人的な感想です。ドンシャリ感が増される分、ミッドが若干薄くなる感じもします。
なのでEQがついているエレアコだったらbodyRezのノブを回したあとでEQの細かな調整をした方が良いかもしれません。

ですが、ミュート機能がついているのは非常に便利です。長押ししてLEDが点滅すると入力信号がカットされるのですが、これでアコギを繋ぎ変えたりチューナーにつなげたりできるというのは便利です。また例えばライブ全体でアコギを1曲だけしか使わないような時には使ってない曲では間違ってもハウったりしないようにアコギをOFFにしておきたいものですが、このミュート機能を使えば使う前/後はミュートにしておいて使うときだけ音を出す、という使い方もできるので、それだけでも便利です。

世の中上を見ればZOOMのA3だったり、FISHMANのAuraだったりと、アコギ用のDI/エフェクターというのはたくさん世に出回っていますが、「多機能でなくていいからシンプルに音が良くなるエフェクターが欲しい」という人にとっては、とりあえず始めに手を付けるにはいい1台かもしれません。あるいは自分のように「エレキがメインなので多機能でなくていいが何らかの調整ができるアコギ用のエフェクターが欲しい」という人にも向いていると思います。

注意点としては、
1) リバーブは搭載していない
2) DIは搭載していない(キャノンの接続口はない)
ということでしょうか。ソロギターなどガッツリアコギを鳴らしたい人であればリバーブがある機種を探した方が良いと思います。またこれ単体でDIの代用はできないのでライブでPAに繋げるためには、(自前にせよライブハウスのものにせよ)DIが必要になります。

上記2点が問題なければ1台持っておいて損はないエフェクターと言えるかもしれません。

teshima
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nobuteshima

Author:nobuteshima
ここはギタリスト・作曲家のteshimaのギター的・音楽的日々を綴っていくブログです。ライブ告知、機材レビュー、ギターや音楽についてのことなどを書いています。
ソロプロジェクト「enigmatic blue」、音楽制作団体「Clown Clan」などで活動しています。サポートギター、アレンジ制作、音源制作の依頼なども承っています。
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