DT武道館公演(9/11)、見に行ってきました

teshimaです。
Dream Theaterの日本ツアーの日本武道館の公演を見てきました。

圧巻!のライブでした。
まとまりがないかもしれませんが、当日の感想を書きたいと思います。

○"Images and Words"、最高でした
今回のはツアーは彼らの出世作となった"Images and Words"の25周年記念ツアーだったわけですが、やはりこれは名盤だと再確認させられた、そんなライブでした。もちろんあれ以降彼らも進化を続けていますし、最近の曲でも名曲はありますが、このアルバムの凄さはやはり別格のものがあります。本家の演奏でこれらの名曲をちゃんと見ることができる機会が今後は少なくなっていくであろうことを思うと、「絶対に見に行かなければ」と思っていた予想は的中していました。
第1部と休憩も合わせて全部で3時間の公演でしたが、あっという間の時間でした。

○チューニングとラブリエについて
今回のツアーについては、開始当初から、ラブリエの喉の調子を考慮して、全編半音下げでの演奏になることがアナウンスされてきました。今回の武道館公演では第1部は原曲通りのキーであったように思いますので、ツアー当初よりはラブリエも調子が戻ってきたのかなと思いました。
半音下げが発表された時にはラブリエの衰えを嘆いたり原曲重視でないことを嘆く声が聞こえたりもしましたが、見た結果としては、少なくとも半音下げのことは全然気になりませんでしたし、ラブリエも(絶好調ではないにせよ)大分調子が良いように見えました。ツアー開始当初のブートレグ映像では、高いところが出ないことより、とにかく声の伸びが非常に悪く、一節一節伸ばすところが伸ばせずに息切れをしたような歌い方になっていたことが気になっていました。ですが、そこは大分改善されていましたので、やはりツアーをこなすことによって調子が出てきてたようです。
前回来日時も「喉の調子がよくない」と直前に予防線を張っておきながら素晴らしい歌声を聞かせてくれたラブリエだったので、今回も復調してくれて良かったです。
Take the timeのハイEなどの高いところはさすがにフェイクでごまかしていましたが、とにかくI&Wの楽曲を本家の演奏で生で聴ける機会ですから、そんなに気になりませんでした。
チューニングについては、Take the timeやAnother Dayなどはもはやレギュラーに聞こえるほどでした。脳内補正が働いたのかもしれません。あとでブートレグと照らし合わせてみた結果、Wait for sleepのみ原曲キーで、あとの第2部は全て半音下げだったようですが、気がつきませんでした。

○マンジーニのドラムについて
マンジーニが素晴らしいドラマーであることには疑問はないのですが、今回のI&W楽曲では原曲通りに叩いてないことが少しだけ気になる部分がありました。ポートノイのドラムフレーズは、マンジーニの実力を持ってすれば完璧に再現することは難しくないと思うのですが、フィルインだけならともかく、ベースのリズムを変えているセクションもあったりして、少しだけ残念な気になりました。I&Wを全部やります、というツアーだっただけに、今回だけは完全に音源を再現してもらいたいという欲が自分の中にあったのかもしれません。
Take the timeの最後のギターソロ部分のシャッフルのポリリズムなんかはまさにマンジーニが得意とするフレーズ出会ったと思うので、そういったところこそ実力を遺憾なく発揮してもらいたかったというのが正直なところです。
ただし、As I amのBメロの打ち込みドラムは得意の片手ドラムでほぼ完全再現してたので、そういったところはやはり超人ぶりを見せつけていたように思います。それから、Metropolis Pt.1でのドラムソロが間奏の途中に移ってたのが良かったと思います(以前は間奏後にわざわざドラムソロをやり直してて、蛇足感がハンパなかったので。。。)。

○画面や演出に頼らない、演奏のみの一発勝負
前回、前々回と、映像を絡めたライブで文字通り劇場のようなライブをしていた彼らですが、今回はスクリーンはなし、WOWOW用のカメラは一部入っていましたが、ほぼ演奏のみで勝負しているようなライブでした。前回の映像を絡めたライブももちろんいいのですが、純粋な演奏力で見せることができるのもDTの大きな魅力の一つだと思うので、こういった演出は素晴らしかったです。

○ペトルーシの絶品の音
ペトルーシはこの日はトーンが絶品でした。今までもいい音を奏でていたわけですが、この日はフロントの甘い音が素晴らしかったように思います。使用ギターはメインのMajestyがほとんどでしたが、なぜかThe Bigger PictureのみJP15を持ち出していました。出音の違いで今更旧モデルを持ち出してくるのも変な気がするので、もしかしたら宣伝を兼ねてるのかなとも思いましたが、何れにしてもいい音だったのでよしとします(笑)。
それから、Take the timeのアウトロにGlassgow Kissのフレーズを挟み込んだのがなかなかオツな選択で楽しめました(笑)。

○機材的なアレコレ
バンドマンをやってると機材的なアレコレがやはり気になるわけですが、今回マンジーニが4バスではなくて2バスの屋台キットだったのが少し不思議でした。I&Wの再現ツアーということで軽量化で臨んだのかもしれません。
マイアングは全編Bongoでの演奏でしたが、ベースアンプを置かず、ラインのみで勝負していたのが興味深いところでした。ジャコパスのカバーはちょっと精彩を欠いた部分もありましたが、あの怪しい世界観を綺麗に出していたように思います。そもそもマイアングのベースソロだなんて近年見られるものではなかったので、貴重なプレイを見ることができました。
ルーデスは相変わらずの回転スタンドでしたが、iPadを組み込んだショルキーで前に出てきてプレイすることもあり、妖怪じみたプレイを炸裂させていました。ちなみにオペラグラスで見る限り、キーボードもパッチで音を下げることで半音下げに対応していたっぽいのですが、純粋な鍵盤弾きだとそういうのは辛いんじゃないかな?と思って見ていました。
なお、マンジーニがドラム加入してから、同期を流しながらのライブがメインになったDTですが、この日もけっこう同期が流れているところが聞こえることが多かったです(特にコーラス)。同期自体はそこまで気になるものでもないのですが、ポートノイが歌っていた掛け合いのところなどのコーラスは一切流されず、メンバーも歌わず、だったのは少し寂しかったです。観客はもちろん大合唱ですが、同期を流すならそのパートも流して欲しかった、あるいはメンバーに歌って欲しかったというのが正直なところです。

○覚書きメモ
他の間奏をつらつらと。。。
・セトリを積極的にシャットアウトしてたわけではないですが、知らなかったことで楽しめる内容になっていました。Hell's kitchenとかBreaking all illusionとかは、まさかやってくれるとは思ってなかったので楽しめました。
・ルーデスはライブ中は譜面を見ながら演奏することで有名ですが、Wait for sleep前のアドリブイントロなどは譜面が表示されていなかったので、あそこは完全に即興なんだと思いました。興味深いところですね。
・そのWait for sleep、ライブで聴いたのは久しぶりでしたが、やはりこれは名曲ですね。ラブリエも、この曲は声のレンジが合うようで、余裕のある歌声を聞かせてくれました。
・第2部が始まる前の、1992年のロードアイランドのラジオを再現したテープが、まるで当時にタイプスリップしたようでとてもいい味を出していました。現代的なメタルに比べるとI&Wの音が古くさい部分もあるにはありますが、1992年の楽曲群の中に入れると、やはりこれは異質で別個な存在だな、、、と思わせるものがありました。当時から抜きん出てる存在だったのでしょうね。
・As I amでのEnter sandmanの挿入や、ラブリエがギターソロ中にアンプの前に行って耳を立てておどけてみたりなど、ちょっとコミカルなシーンがちらほらあったのもの面白いところでした。難しいことをやりつつ少し笑わせるというこのバランスも、DTならではだと思います。

○総論:I&W再現ツアーということでは大成功!
ネガティブな意見も書きましたが、やはりI&Wの再現ツアーという点ではこれは素晴らしいライブでした。最後にダメ押しのChange of seasonsまでやってくれて、本家による、これだけ盛りだくさんなライブは今後はもうないかもしれないと思わせるほどの内容でした。
特に、Another Dayは昔から好きだった曲ですが、この日の演奏が終わった直後には恥ずかしながら涙が溢れてきました。名曲、名演、記憶に残る一曲となりました。素晴らしかったです。

本当に素晴らしい武道館公演でした。
中学生みたいにはしゃいでしまって恥ずかしいですが、最高の一夜でした!


teshima
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nobuteshima

Author:nobuteshima
ここはギタリスト・作曲家のteshimaのギター的・音楽的日々を綴っていくブログです。ライブ告知、機材レビュー、ギターや音楽についてのことなどを書いています。
ソロプロジェクト「enigmatic blue」、音楽制作団体「Clown Clan」などで活動しています。サポートギター、アレンジ制作、音源制作の依頼なども承っています。
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