メインボードの改造

teshimaです。

久しぶりの機材ブログです。長文です。
今回の超電ライブでは、新しくしたメインボードでのぞみました。
と言っても、機材を一新したというわけではなく、ボードそのものを刷新・改造しました。

こちらです。

IMGP6721(1).jpg

ギター

Jim Dunlop JP95(ワウ)

Hughes & Kettner TUBEMAN(プリアンプ)

Ernieball VP Jr.(ボリュームペダル兼チューナーアウト)

t.c. electronic Dreamscape(コーラス・モジュレーション)

t.c. electronic NOVA REPEATER(ディレイ)

アンプ

一番左の黒と緑のエフェクターはLM3(mp3プレーヤー)です。ここからPAへSEなどを流せます。
PAさんに合図を出すことなくこちらからSEを流せるので、とても便利です。


というわけで、前回紹介時から、またもやほとんど何も変わってないわけですが、先にも書いた通り、変わったのは中身というよりケースそのものです。
前から書いていたペダルボード内のほつれを解消するために、今回はテープ類を一切使わず、ネジ止めなどで板に物理的に固定してあります。これでどれだけボードを抱えて歩いても中でエフェクターがずれることはありませんし、夏場での暑さでものりが溶け出してはがれることもありません。
サブボードで実験したボード製作のノウハウを生かしてバッチリ組み上げることができました。


今回のボードのポイントは以下の点でした。
○テープ類の使用厳禁!
○原則ネジ付けするが、ワウはシールドの差込を考えて、完全な固定はしない。
○軽量化の観点から、板は使うがサブボードの様に2枚重ねはしない。
○肩掛けという構造は引き続き使用


まずは、ケースを決めるところからスタートしました。
ここがかなりの難関で、なぜかというと以前使用していた肩掛け付きのエフェクターケースが既になくなっていたからです。
中古で探すという手もあったのですが、そもそもケースのメーカーがわからない(ロゴがケースについてない)ため、メーカーすら探すことができない状態でした。

大きさは以前のものと変わらないか少なくともほぼ同等のが良かったので、CNBのPDC-9000にしました。ストラップの問題については回避策があったのでまずは後回しです。

次にペダルボード内でエフェクター類を仮で並べてみて、採寸してみました。
このとき、ペダルボード内に大きな紙を敷いて、エフェクターをなぞる様に鉛筆で後を書いていきます。
こんな感じです。

DCIM1006.jpg

これでかなり厳密なサイズを採寸することができました。
テープでの固定と異なり、一度固定したら後から「ちょっとずらす」ということができないネジ止め式なので、事前に問題なく配置ができることが確認できるという点も安心感があります。

次に、ネジ付けする板を購入・カットしてきます。今回購入してきたのはハンズの焼桐集成材、900×300×10でした。軽くて柔らかい材とのことだったので、今回のボード作成には最適の選択だったかもしれません。ステージ上の見栄えを考えて暗い色にしたのもの最終的には正解でした。

同時に、ハンズでネジ付けするための豆カンを大量に購入します。
エフェクター一つに対して3〜4個つけると考えて、電源含めて6個のエフェクターの場合24個あれば十分でしょうか。
今回は板が1枚のみで厚さが10mmのみなので、10mmを超えないネジも同時にたくさん購入しました。

さて、これで準備は完了です。あとはひたすら固定していくだけです。
今回は前回の様に電源を裏通しせず、必要な穴などはすでに購入の段階でカット済みなので、すぐにネジ付けに入れるのは大きいかもしれません。

エフェクターのうち、最初に取りかかり、最難関でもあったのはNOVA REPEATER(ディレイ)でした。これはいわゆるゴム足がないうえに、豆カンを固定するネジ穴などもなかったので、豆カンが付けられません。しかしテープを使用するわけにはいかなかったので、ちょっと一工夫をします。

NOVA REPEATERは左右の黒い部分が六角レンチで取り外しができるので、これを使用します。

DCIM1023.jpg

こんな感じに外れます。(右上に見えるのが外したパーツ)
左側に関しては、まず豆カンを先に固定し、エフェクターを横に置いてから、黒い部分を固定していた六角のネジを豆カンごと本体に固定します。
右側は、豆カンを最初に固定するのが難しかったので、黒い部分の内側に折り曲げた豆カンを引っ掛ける様な感じで挟み込み、固定します。

DCIM1024.jpg

ここが最難関と言っても過言ではありませんでした。なのでここを過ぎたらあとはすんなりいきました。

多少トリッキーだったのがボリュームペダル。中古で購入した段階でゴム足が取り去られていたので、固定する足がありません。トウ(つま先)側に中の部品を固定するネジがあったのでこちらはよかったのですが、ヒール(かかと)側がネジがなかったので、ここに関してはタンスを固定するS字のようなパーツを使用して上から押さえ込みます。
これに関しては後から考えればサイズの合うネジを探してきて、ゴム足の穴を利用すればよかったかな、と思わなくもないですが。結果オーライと言えるでしょう。

DCIM1029.jpg

TUBEMANは、本体の高さがケース内の高さギリギリだったため、板の上に乗せるとケースが閉まらないことが想定されたので、そこだけTUBEMANを落とし込むように大きなザグリを入れて高さを低くしています。

DCIM1026.jpg

順番が前後していますが、ボリュームペダルを乗せる前の段階での状況です。TUBEMANの周りだけ板がくりぬいてあるのが見えるかと思います。

最後に、ワウは採寸済みの穴に落とし込むだけだったので簡単でした。
穴はこんな感じでした。

DCIM1009.jpg

演奏中は基本的に上からしか力を加えませんので、こうしておけば横ズレしません。ネジで固定していないので、横からシールドを差すときにも持ち上げるだけで簡単に差し込むことができます。運搬中はケースが縦になってしまうので固定がされませんが、ケースの蓋との間にスポンジを挟み込めば板にワウを押し付ける様な形で固定ができるのでずれません。

こうして、電源含め、固定すべきエフェクターは全て固定ができました。

DCIM1033.jpg

エフェクターボードとしてはあとは配線すれば終わりなのですが、もう一つ、肩掛けストラップの問題です。
PDC-9000には一応「ギターストラップがそのまま使えますよ」とうたっているストラップ用エンドピンが付いているのですが、重さが10kgを超えるエフェクターボードをギターストラップで支えるというのは若干の心配があります。かといってエフェクターボードを手で運んでいくとスタジオやライブハウスに着く頃には手が使い物になりません。

これについては、こちらのサイトの改造方法を参考に、エフェクターケースのフタ部分にD字金具を取り付けることにしました。

口約束製薬

余談ですが、こちらのサイトでも言及があるように、エフェクターケースというのはなんで「手持ち」前提なんでしょうか。。。
小型のエフェクターケースでもぎゅうぎゅうに詰めればかなりの重さになりますし、ギタリストやベーシストといった手で演奏する人間がその重さを絶えず手で持ち歩くというのはあまりユーザーフレンドリーな設計とは思えません。

地方ではクルマの移動も多いので手持ちだけでもなんとかなるのかもしれませんが、都内・都心部ではまず電車移動が基本になるので、もうすこし肩掛けを前提としたエフェクターケースが広まって欲しいと思います。
あるいは、こういった大型のエフェクターケースはクルマや機材車での移動・運搬をメインにしているプレーヤーを想定しているのかもしれません。

それはさておき、実際の改造の具合はこんな感じです。

まずは取り付けるD字金具の穴に合わせてケースのフタにドリルで穴を開けます。
D字金具はこちらのIP-6というパーツを使用しました。
(実際に使用する際には参考使用荷重という数字をよく見て使用する必要があるらしいです)

下穴を開けた様子はこちら。

DCIM1034.jpg

そしてその下穴に合わせて本物の穴を開けます。

DCIM1035.jpg

実は何も考えていなかったのですが、使用したIKEAのFIXAドリルの太い方のドリルと、買ってきたボルトネジの太さが一致していたようなので、ここからは非常に楽でした。ただ、サイズが合っていないとボルトネジはかなり回すのが硬そうなので、少し要注意かもしれません。
(ちなみに、IKEAのFIXAのドリルは細いほうが3mm、太いほうが5mmでした。)

余談ですが、エフェクターケースは外装にはアルミかなにかの金属を使っているらしく、ドリルで削ると金属カスがポロポロ落ちてくるのが興味深かったです。

そしてボルトネジを通したら、ワッシャーをはさみこみ、

DCIM1037.jpg

ナットで上から止めて完成です。

DCIM1038.jpg

(追記)
外から見るとこんな感じです。
IMGP6833_convert_20161102111012.jpg

本当は上記の改造の記事内にもある様に「スッポ抜け」を防止するために裏板を一枚かました方が確実ではあるのですが、それが見つからなかったため、今回はワッシャーだけかましました。
ワッシャーがないとスッポ抜けの可能性が一気に上がると思いますのでこれがないと危ないと思います。

フタの内側に若干ボルトネジがはみ出る形になりますが、それを見越してそこに当たるであろう部分(ディレイとワウ)は配置してあるので、当たることもありません。

これでやっとフタ部分も完成。ケーブルと電源を配線して全て完了です。


今回のボード製作で、予てからの気になっていたケース内部の汚れをだいぶ解消することができました。
板へのネジ付けで少しカスが出たのはあるんですが、今後は基本的に出ないと思いますし、テープも一切使っていないのでどこかがベタつくこともありません。

使用してみた感触としても問題はなかったのでこれで完成なのですが、今後追加で直したい点としては、以下の2点でしょうか。
1) 電源周りの整理
画像には写っていませんが、元の電源ケーブルがかなり太くてごちゃごちゃしがちなので、それをどうにかまとめたいところです。また、分配された電源もそれぞれがごちゃごちゃしがちなので、束ねるなりまとめるなりしたいところです。
2) パッチケーブルの長さの見直し
こちらは急務ではないのですが、エフェクターが固定され、パッチケーブルの長さに余裕を見なくてよくなったので、もう少し厳選する余地があるかもしれません。

こんなところでしょうか。

なお、エフェクターケースの改造に関しては、参考にする場合でもあくまで自己責任でお願いします。


teshima
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nobuteshima

Author:nobuteshima
ここはギタリスト・作曲家のteshimaのギター的・音楽的日々を綴っていくブログです。ライブ告知、機材レビュー、ギターや音楽についてのことなどを書いています。
ソロプロジェクト「enigmatic blue」、音楽制作団体「Clown Clan」などで活動しています。サポートギター、アレンジ制作、音源制作の依頼なども承っています。
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