Suhr Modernについて(3)電装系その他
teshimaです。
Suhr Modernについての詳細です。今回は電装系などについての話です。
良かったらこちらもどうぞ→その1 その2
と言っても、電装系についてはあまり深刻に悩む事はありませんでした。
ディーラーの担当者と何度かやりとりをして、PUは「高出力」と「汎用性」というのをキーワードに、フロントはDSV、リアはDSH+に決めました。センターは弾きやすさを考えて載せませんでした。
不思議なもので、エレキギターの音色を決定づける最大の要因はPUですが、そのPUこそがギターの中で一番取り替えやすいパーツと言っても過言ではないでしょう。故に、その音色は比較的自由に選択可能といえます。なので、実際に音を出してみて気に入らなければあとで交換しよう、というぐらいの気持ちでこの組み合わせに決めました。
コントロール部は、2Hでありながらその旨味を最大限引き出せるように、5wayにしました。Suhrお得意のブロウワースイッチやトーンポッドのコイルスプリットなどは載せませんでした。
ということで、比較的シンプルな電装系になったかと思います。
唯一こだわった事と言えばゼブラカラーでしょうか。ちょうどオーダーを考えていた時期にゼブラカラーのPUにハマっていたのでそれでオーダーしました。これもまた、「気に入らなければ交換すれば良い」という気楽さが後押しをしたと言えます。実際、オーダーする前は見た目としてチャラくなるかな、という不安もあったのですが、いい感じにカッコ良くなってくたと思います。
さて、シンプルにまとまった電装系ですが、このギターをオーダーするにあたり色々調べてみて、コントロール関連についてある結論に達しました。それは、「ライブで使用する前提であれば、コントロールはシンプルであればシンプルなほどよい」ということです。もともと自分がスイッチがたくさんなギターを持っていなかったと言うのもあるのですが、コントロールがシンプルなギターはライブでのトラブルの要因を減らせると思っています。
コントロールが増えれば増えるほど出せる音の種類は増えて行きますが、それに伴いスイッチの設定も煩雑になって行きます。例えば5way、コイルスプリットミニスイッチありのギターで、5wayが4ポジション(リアから二つめ)、コイルスプリットONの音を出したい場合、スイッチ類をそれぞれそこに設定しないといけません。触れなければならないスイッチは二つになります。これがどちらかがずれていると欲しい音は出せません。スタジオや自宅で弾いている分にはそれでも良いのですが、ライブ中にとっさにそれを触って音を選択しないいけないとなると、中々難易度が高いと思います。また、うっかりトーンが絞られていたりボリュームが下がっていたりすると思った通りの音は選択できなくなります。
それに対し、例えば3way一発の場合を考えると、ギター側で気にすべきポイントはコイルスプリットが無い分3つに絞られます。また一番煩雑なセレクターも3wayですからポジションを間違える可能性も低いです。垂直であれば2(おそらくシングルパラレルのハーフトーン)、それ以外は倒れてる方向のハム、と考えればシンプルもシンプルです。
ここら辺はもちろん色々と意見はあることでしょうし、ライブで様々な音を出したいという考えもあるでしょう。スタジオや自宅でしか弾かないからスイッチがたくさんあった方が良いと思うこともあるでしょう。ですが、オーダーに際して色々なギターを調べていて、3way、Volのみ、と言ったようなギターを見かけると、そこまで思いきれるのは羨ましいなと思ってしまいました。
じゃあなぜ3wayにしなかったのかというと、シングルの音にバリエーションが欲しかったというのが正直なところです。ライブだけではなく、スタジオやレコーディングでも使えるようにある程度の幅の広さは残しておきたかった。しかし、ミニスイッチなどの増設をしてしまうと、上記のようにチェックすべき箇所が増えてしまうので、あくまでPUのコントロールは5wayのセレクター一つにとどめておきました。実際に使う用途が見えていて、3wayのみで全てが事足りるのであれば3wayにもしたかったところですけどね。
スイッチ類ということでいえば、Tom Andersonのスイッチルーシステムと、Steve Morseモデルの4PUが有名かと思います。それらは確かに良いんですが、Tom Andersonが割とスタジオミュージシャン御用達ギターであり、Steve Morseも最近5wayセレクターのY2Kモデルを出した事を考えると、やはりライブではコントロールはシンプルにまとめるのが良いのかも、と思うようになりました。
電装系以外の話で言うと、ブリッジはGotohのフロイドローズにしました。Suhrといえばノンロック式のギターが多いですし、最近はフロイドローズ等のロック式は古いと言う風潮もありますが、個人的な好みを押し通してフロイドローズを選択しました。ただ、ロック式ペグ+ノンロックトレモロという組み合わせのチューニングの安定性も気にはなるところなので、それも試してみたかったなとは思います。
また、変則チューニングが出来なくなるデメリットもありますが、ふらふらした感じが好きなのでブリッジはリセス処理(フローティング)に。これをしなければ弦が切れてもチューニングがふらつかないなどのメリットもあるのですが、好みでこれを選択しました。
Suhr Modernについてというよりは、コントロール系の個人的な意見を書き連ねた感じになってしまいましたが、電装系についてはこんな感じになりました。
次はいよいよ仕上げのカラー・フィニッシュ系です。
teshima
Suhr Modernについての詳細です。今回は電装系などについての話です。
良かったらこちらもどうぞ→その1 その2
と言っても、電装系についてはあまり深刻に悩む事はありませんでした。
ディーラーの担当者と何度かやりとりをして、PUは「高出力」と「汎用性」というのをキーワードに、フロントはDSV、リアはDSH+に決めました。センターは弾きやすさを考えて載せませんでした。
不思議なもので、エレキギターの音色を決定づける最大の要因はPUですが、そのPUこそがギターの中で一番取り替えやすいパーツと言っても過言ではないでしょう。故に、その音色は比較的自由に選択可能といえます。なので、実際に音を出してみて気に入らなければあとで交換しよう、というぐらいの気持ちでこの組み合わせに決めました。
コントロール部は、2Hでありながらその旨味を最大限引き出せるように、5wayにしました。Suhrお得意のブロウワースイッチやトーンポッドのコイルスプリットなどは載せませんでした。
ということで、比較的シンプルな電装系になったかと思います。
唯一こだわった事と言えばゼブラカラーでしょうか。ちょうどオーダーを考えていた時期にゼブラカラーのPUにハマっていたのでそれでオーダーしました。これもまた、「気に入らなければ交換すれば良い」という気楽さが後押しをしたと言えます。実際、オーダーする前は見た目としてチャラくなるかな、という不安もあったのですが、いい感じにカッコ良くなってくたと思います。
さて、シンプルにまとまった電装系ですが、このギターをオーダーするにあたり色々調べてみて、コントロール関連についてある結論に達しました。それは、「ライブで使用する前提であれば、コントロールはシンプルであればシンプルなほどよい」ということです。もともと自分がスイッチがたくさんなギターを持っていなかったと言うのもあるのですが、コントロールがシンプルなギターはライブでのトラブルの要因を減らせると思っています。
コントロールが増えれば増えるほど出せる音の種類は増えて行きますが、それに伴いスイッチの設定も煩雑になって行きます。例えば5way、コイルスプリットミニスイッチありのギターで、5wayが4ポジション(リアから二つめ)、コイルスプリットONの音を出したい場合、スイッチ類をそれぞれそこに設定しないといけません。触れなければならないスイッチは二つになります。これがどちらかがずれていると欲しい音は出せません。スタジオや自宅で弾いている分にはそれでも良いのですが、ライブ中にとっさにそれを触って音を選択しないいけないとなると、中々難易度が高いと思います。また、うっかりトーンが絞られていたりボリュームが下がっていたりすると思った通りの音は選択できなくなります。
それに対し、例えば3way一発の場合を考えると、ギター側で気にすべきポイントはコイルスプリットが無い分3つに絞られます。また一番煩雑なセレクターも3wayですからポジションを間違える可能性も低いです。垂直であれば2(おそらくシングルパラレルのハーフトーン)、それ以外は倒れてる方向のハム、と考えればシンプルもシンプルです。
ここら辺はもちろん色々と意見はあることでしょうし、ライブで様々な音を出したいという考えもあるでしょう。スタジオや自宅でしか弾かないからスイッチがたくさんあった方が良いと思うこともあるでしょう。ですが、オーダーに際して色々なギターを調べていて、3way、Volのみ、と言ったようなギターを見かけると、そこまで思いきれるのは羨ましいなと思ってしまいました。
じゃあなぜ3wayにしなかったのかというと、シングルの音にバリエーションが欲しかったというのが正直なところです。ライブだけではなく、スタジオやレコーディングでも使えるようにある程度の幅の広さは残しておきたかった。しかし、ミニスイッチなどの増設をしてしまうと、上記のようにチェックすべき箇所が増えてしまうので、あくまでPUのコントロールは5wayのセレクター一つにとどめておきました。実際に使う用途が見えていて、3wayのみで全てが事足りるのであれば3wayにもしたかったところですけどね。
スイッチ類ということでいえば、Tom Andersonのスイッチルーシステムと、Steve Morseモデルの4PUが有名かと思います。それらは確かに良いんですが、Tom Andersonが割とスタジオミュージシャン御用達ギターであり、Steve Morseも最近5wayセレクターのY2Kモデルを出した事を考えると、やはりライブではコントロールはシンプルにまとめるのが良いのかも、と思うようになりました。
電装系以外の話で言うと、ブリッジはGotohのフロイドローズにしました。Suhrといえばノンロック式のギターが多いですし、最近はフロイドローズ等のロック式は古いと言う風潮もありますが、個人的な好みを押し通してフロイドローズを選択しました。ただ、ロック式ペグ+ノンロックトレモロという組み合わせのチューニングの安定性も気にはなるところなので、それも試してみたかったなとは思います。
また、変則チューニングが出来なくなるデメリットもありますが、ふらふらした感じが好きなのでブリッジはリセス処理(フローティング)に。これをしなければ弦が切れてもチューニングがふらつかないなどのメリットもあるのですが、好みでこれを選択しました。
Suhr Modernについてというよりは、コントロール系の個人的な意見を書き連ねた感じになってしまいましたが、電装系についてはこんな感じになりました。
次はいよいよ仕上げのカラー・フィニッシュ系です。
teshima
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