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Terminal Velocityがとても良い感じです

teshimaです。

少し間が空いてしまいましたが、Terminal Velocityについて書きたいと思います。

6月頃に少しだけ情報が出ていましたが、John Petrucciの15年ぶり(!?)となるソロアルバムです。
結論からいうととても良い感じなのですが、ちょっと良いと思えるポイントをまとめて書いておこうと思います。

◯Geminiが聞ける!
4曲目の「Gemini」ですが、この曲が聞けるというだけでも個人的にはこのアルバムを聴く価値があると思っています。
実はこの曲は90年代の頃にギタークリニックなどで本人が演奏していた曲でかなり古いものなのですが、昔教則DVDでちょっとだけ聞いた部分がとても気になっていただけに、今回ついに正式な音源として聞ける、というだけでも感涙ものです。
後半のジプシーギターの部分はもともとのアレンジとは若干異なるのですが、どちらかというとこちらの方がペトルーシの新たな一面を見れるので好きです(笑)。
また後でも触れますが、ポートノイのタムが非常に良いアクセントを加えていて非常に良いです。

◯メロディーが良い
先述の「Gemini」もそうですが、どの曲もペトルーシらしいメロディの良さが非常に出ていてシンプルに聴きやすいです。
「Happy Song」「Terminal Velocity」などの、(ちょっとダサいけど)明るい曲や、「Out of blue」などの泣きの曲、「Temple Of Circadia」などのヘヴィかつ展開に富んだ曲など、どれもメロディがシンプルかつキレイだと思います。

◯ポートノイのドラミングが良い味を出している
DTファンとしてはこの点だけでも泣けてきてしまうのですが、ポートノイがDTを脱退してから10年以上経って、かつての旧友ペトルーシと一緒に音楽を作ってくれる、この事実だけでもこのアルバムを聴く価値があると思います。そして単に「元DTのメンバー同士の再合流」というだけでなく、ポートノイのドラミングがこのアルバムに音楽的に非常に彩りを加えているという点が素晴らしいと思います。
マンジーニとポートノイを比較していうわけではないですが、ポートノイのドラムには何というかキャッチーなリズム/フィルの特徴があり、それが今作と非常にマッチしているように思います。言い方は悪いかもしれないですが、「昔のDTらしさ」とでも言ったらいいのでしょうか。ペトルーシとの長年の付き合いのなかでのツーカーな意思疎通を感じ取れる箇所も多々ありますし、何度聞いても二人のコンビネーションに「これこれ!こういうのを聴きたかったんだよ!」と思わされます。

◯90年代を思わせるペトルーシのテクニック
ギタリストをテクニックだけで評価したくなはいですが、ペトルーシのテクニック(特にピッキング)が冴えていたのはLTEを出していた頃が最高潮ではないでしょうか。今だってすごいテクニックを持っていますが、あの頃のピッキングは他の追随を許さない唯一無二のサウンドがあったように思います。
今作では、それが復活しているとまえは言いませんが、近年で一番あの頃の音に近い音が出ている気がします。
コロナ禍でツアーをあまりやっていないことが好影響を与えているのでしょうか。。。あるいはGeminiという旧曲を再録音した影響なのか。。。何かは分かりませんが、近年あまりないクリアなピッキングに再度惚れ込んだ次第です(笑)。

◯15年ぶり。。。??
自分がやっているenigmatic blueではペトルーシのソロアルバム第1作「Suspended Animation」を一つの目標としてやっている部分があるのですが、その作品がもう15年前。。。?という事実が未だに受け止めきれません。「ペトルーシ初のソロアルバム」として結構ギタリストの間では話題になったように記憶しているのですが、それがもう15年前ですか。。。
いやはや、歳は取りたくないものですね(苦笑)

以上、雑ではありますがTerminal Velocityのレビューでした。

teshima
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プロフィール

nobuteshima

Author:nobuteshima
ここはギタリスト・作曲家のteshimaのギター的・音楽的日々を綴っていくブログです。ライブ告知、機材レビュー、ギターや音楽についてのことなどを書いています。
ソロプロジェクト「enigmatic blue」、音楽制作団体「Clown Clan」などで活動しています。サポートギター、アレンジ制作、音源制作の依頼なども承っています。
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