RBX-775のトラスロッド調整と電池について
teshimaです。
最近、ちょっとベースのセッティングを詰めていたのですが、その中でRBXのトラスロッドをいじる機会がありました。
調べても記事が出てこないので記録として書き留めておこうと思います。
トラスロッドをいじるといっても、ネックがほんの少し順反りだったのを(しかも大した順反りでもないですが)、少し直したかっただけなのですが、RBXのヘッドをみると、通常よくあるトラスロッドも、トラスロッドカバーもありません。

それ自体はなくはない話なのですが、トラスロッドの位置を調べようとヤマハのサイトを検索すると、古い型のベースだからか、商品のページもなければマニュアルも存在しません。
唯一検索で見つかるのはエレキベース用の一般的なマニュアルのPDFファイルのみで、そこの中を見てもトラスロッドについては「トラスロッドの調整方法がわからない場合は、お買い上げのお店へお申し出ください。」とだけ記載があるだけで、どこにトラスロッドがあるのかは何も書いてありません。
こういうとき、専用のマニュアルを作成してPDFだけでもサイトに残しておいてくれれば。。。と思ってしまいます。
最悪、ネックを外しての面倒な調整も覚悟しつつ、今まで気になりながらもスルーしてきたネックの接合部ののここの部分が怪しいのでそこを外してみることにしました。

すると。。。。ビンゴです。

ここにトラスロッドがありました。

このカバー、単なるサイバーなイメージづけのためだけのパーツなのかと思っていましたが、要はネックエンドのトラスロッドカバーだったということがわかりました。
RBX自体はもう6年以上持っていたのに初めてこの事実に気がつきました(笑)
というわけで、「RBX774あるいはRBX775のトラスロッドを調整するためには、ネック接合部にあるカバーを外すことでトラスロッドが現れる」ということがわかりました。
、、、ところで。
今回諸々あってベースの環境を見直していたところだったのですが、その中でトラスロッドの件以上に驚いたことが一つありました。
ベース本体の電池です。
RBXはアクティブサーキットで、9V電池を使用して音を出しています。
去年の秋にたまたま楽器屋に寄った時にDuracellの楽器用9V電池が安かったのでそれを買って入れていたのですが、アルバム用の曲作りでデモ用にベースを入れていた時に、どうしても音がへたっているような気がしてベースやシールドやプリアンプの設定などをあれこれいじってみました。
が、どうにも以前のような感じの音が出ない。。。楽器も劣化していくものなのか。。。と悩んでいたところで、ふとベースの音がプツプツと途切れることに気がつきました。
乾電池を変えた際に、サイズが若干小さくなってしまったことで微妙なスキマができてしまい、接触が不安定になっていたのですが、ふとこれは接触の問題ではなくて乾電池そのものが問題なのでは?と思い、コンビニで一般的な9V電池を購入して交換してみました。
これが大当たりでした。換えてみると接触が途切れることもなく、出力も以前と同じ太さの音になり、何もかも安定して音が出るようになりました。楽器店で売っていたものだから、という先入観で買ったDuracellの電池でしたが、
1) 一般的な9V電池に比べて数mmではあるが長さが短いため、ベースやアコギなどのように電池ボックス内に収まる設計になっている場合には遊びが生じてしまい、接触が途切れることがある(RBXの場合、ヘッドを下に傾けると接触が切れて音が出なくなりました)。
2) 接続している時も、出力が安定していて音が太い。
という大きな違いがありました。もちろんどちらもアルカリ電池です。
「音が太い」というのが主観でないことを示すために、レコーディングしたベースのフレーズの波形をみてみたいと思います。
こちらがDuracellの電池で弾いたフレーズ。

こちらが一般の9V電池で弾いたフレーズです。

参考のために、GIFアニメにしてみました。より違いがわかりやすいかと思います。

当たり前ですが、弾いているプレイヤー(自分です)も、弾いているフレーズも、ベースの設定も、プリアンプの設定も、弦もシールドも全く同じです。
これだけ波形の大きさが違います。「音が太くなった気がする」というのが単なる気のせいではないというのが分かるかと思います。
Duracellも、日本の楽器プレイヤーの間ではあのエリック・ジョンソンが使用していることで知られていますが、決して粗悪な電池というわけではないです(海外では楽器用に限らず一番流通している電池だと思います)。楽器本体ではなく、9V用のコネクターがついているエフェクターなどでは、安定して使用できるのかもしれません。
いずれにせよ、「楽器用」という名前だけで安易に盲信せず、きちんと音を聞いてあっているかどうかを判断することが大事なのだと再確認しました。
久しぶりに書いた記事がベースのことでちょっとアレでしたが、RBX-775についての記事でした。
teshima
最近、ちょっとベースのセッティングを詰めていたのですが、その中でRBXのトラスロッドをいじる機会がありました。
調べても記事が出てこないので記録として書き留めておこうと思います。
トラスロッドをいじるといっても、ネックがほんの少し順反りだったのを(しかも大した順反りでもないですが)、少し直したかっただけなのですが、RBXのヘッドをみると、通常よくあるトラスロッドも、トラスロッドカバーもありません。

それ自体はなくはない話なのですが、トラスロッドの位置を調べようとヤマハのサイトを検索すると、古い型のベースだからか、商品のページもなければマニュアルも存在しません。
唯一検索で見つかるのはエレキベース用の一般的なマニュアルのPDFファイルのみで、そこの中を見てもトラスロッドについては「トラスロッドの調整方法がわからない場合は、お買い上げのお店へお申し出ください。」とだけ記載があるだけで、どこにトラスロッドがあるのかは何も書いてありません。
こういうとき、専用のマニュアルを作成してPDFだけでもサイトに残しておいてくれれば。。。と思ってしまいます。
最悪、ネックを外しての面倒な調整も覚悟しつつ、今まで気になりながらもスルーしてきたネックの接合部ののここの部分が怪しいのでそこを外してみることにしました。

すると。。。。ビンゴです。

ここにトラスロッドがありました。

このカバー、単なるサイバーなイメージづけのためだけのパーツなのかと思っていましたが、要はネックエンドのトラスロッドカバーだったということがわかりました。
RBX自体はもう6年以上持っていたのに初めてこの事実に気がつきました(笑)
というわけで、「RBX774あるいはRBX775のトラスロッドを調整するためには、ネック接合部にあるカバーを外すことでトラスロッドが現れる」ということがわかりました。
、、、ところで。
今回諸々あってベースの環境を見直していたところだったのですが、その中でトラスロッドの件以上に驚いたことが一つありました。
ベース本体の電池です。
RBXはアクティブサーキットで、9V電池を使用して音を出しています。
去年の秋にたまたま楽器屋に寄った時にDuracellの楽器用9V電池が安かったのでそれを買って入れていたのですが、アルバム用の曲作りでデモ用にベースを入れていた時に、どうしても音がへたっているような気がしてベースやシールドやプリアンプの設定などをあれこれいじってみました。
が、どうにも以前のような感じの音が出ない。。。楽器も劣化していくものなのか。。。と悩んでいたところで、ふとベースの音がプツプツと途切れることに気がつきました。
乾電池を変えた際に、サイズが若干小さくなってしまったことで微妙なスキマができてしまい、接触が不安定になっていたのですが、ふとこれは接触の問題ではなくて乾電池そのものが問題なのでは?と思い、コンビニで一般的な9V電池を購入して交換してみました。
これが大当たりでした。換えてみると接触が途切れることもなく、出力も以前と同じ太さの音になり、何もかも安定して音が出るようになりました。楽器店で売っていたものだから、という先入観で買ったDuracellの電池でしたが、
1) 一般的な9V電池に比べて数mmではあるが長さが短いため、ベースやアコギなどのように電池ボックス内に収まる設計になっている場合には遊びが生じてしまい、接触が途切れることがある(RBXの場合、ヘッドを下に傾けると接触が切れて音が出なくなりました)。
2) 接続している時も、出力が安定していて音が太い。
という大きな違いがありました。もちろんどちらもアルカリ電池です。
「音が太い」というのが主観でないことを示すために、レコーディングしたベースのフレーズの波形をみてみたいと思います。
こちらがDuracellの電池で弾いたフレーズ。

こちらが一般の9V電池で弾いたフレーズです。

参考のために、GIFアニメにしてみました。より違いがわかりやすいかと思います。

当たり前ですが、弾いているプレイヤー(自分です)も、弾いているフレーズも、ベースの設定も、プリアンプの設定も、弦もシールドも全く同じです。
これだけ波形の大きさが違います。「音が太くなった気がする」というのが単なる気のせいではないというのが分かるかと思います。
Duracellも、日本の楽器プレイヤーの間ではあのエリック・ジョンソンが使用していることで知られていますが、決して粗悪な電池というわけではないです(海外では楽器用に限らず一番流通している電池だと思います)。楽器本体ではなく、9V用のコネクターがついているエフェクターなどでは、安定して使用できるのかもしれません。
いずれにせよ、「楽器用」という名前だけで安易に盲信せず、きちんと音を聞いてあっているかどうかを判断することが大事なのだと再確認しました。
久しぶりに書いた記事がベースのことでちょっとアレでしたが、RBX-775についての記事でした。
teshima
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2019年明けましておめでとうございます
teshimaです。
2019年、明けましておめでとうございます。
twitterでも触れましたが、今年は春M3に合わせてenigmatic blueの2ndアルバムを制作しようと思います。
是非ご期待ください。
本年もどうぞよろしくお願いします。
teshima
2019年、明けましておめでとうございます。
twitterでも触れましたが、今年は春M3に合わせてenigmatic blueの2ndアルバムを制作しようと思います。
是非ご期待ください。
本年もどうぞよろしくお願いします。
teshima