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川口ジャズフェスに出演します!

teshimaです。

今年は2月にライブをしたっきり、だいぶライブがない年になりそうだったんですが、9月にライブに出ることになりました。
川口で行われる川口ジャズフェスに出演します。

以下詳細

9/16(日) 川口キャバリーノ
出演・16:00ごろ~
「SAKETOBA」というバンドで出演します。

ジャズフェスですが、ジャズというよりファンク・R&B系のカバーバンドで出演します。
川口キャバリーノはとてもキレイなライブハウスなので、是非遊びに来てください!
川口ジャズフェスと銘打っているだけあって川口の街全体がライブイベントでいっぱいになる模様です。

よろしくお願いします。

teshima
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tc electronic Ditto Looper

teshimaです。

今回はtc electronicのDitto Looperについて書きたいと思います。

15354724540.jpeg


読んで字のごとく、ルーパーです。最大5分までの演奏をループとして記録し、再生することができます。

実は、これを入手するまではルーパーというのは便利だけど苦手な存在だったのです。何らかのコード進行をずっとループして再生してくれるのはとても良いのですが、今まで見てきたルーパーは全てディレイの付属機能として存在するルーパーだったため、「ダブルタップで録音開始、ダブルタップで録音終了」というように、ループの始点と終点の設定が、リズムが取りづらいダブルタップのことが多かったからです。
些細なことかと思われるかもしれませんが、このダブルタップのためにループの始点・終点がほんの若干ズレが発生しやすいがために、綺麗なループというのを作るのが難しかったのです。
ルーパーの本来の旨味というのは、ループをさくっと作ってその上でソロやらアドリブやら弾いてネタ出しをしたり、あるいはコードを弾いて1人でジャズを弾いたり、というのがエフェクター一つで出来るという点にあると思うのですが、これまではそのループを綺麗に作るのが難しかったため、どうしても苦手意識がつきまとってしまっていました。

その点、このDitto Looperは本当に優秀だと思います。
ルーパーとしての最低限の機能だけを残して、他の機能は軒並み削除されています。ですが、それが逆に使いやすさにつながっています。


個人的な良い点を書き連ねてみたいと思います。

1) 録音の開始・終了がシングルタップ
まずはこれが非常に大きいです。シングルタップのルーパーだと、ループの作成が非常に簡単かつ正確にできます。ディレイのタップテンポはタップの1回と1回の間隔が1拍の長さとして認識されるわけで、それと同じように一つのループの始点と終点がシングルタップで決定されるのは、非常に分かりやすくて気持ちいいというか、何で今までダブルタップに苦しんできたのだろうと頭を抱えるぐらいです。

2) 出来ることが少ないので、使いこなすまで時間がかからない
今までも似たようなことを書いてきたことがありますが、自分は必ずしも多機能=良いとは限らないと思っています。Ditto Looperもその一つで、操作できるのはボタン1つとノブ1つだけ、しかもノブはループの音量を決めるだけのためのノブです。ボタンの操作によってループの開始・終了、再生などを決めるのですが、これもそんなに選択肢がないため、すぐに覚えることができるでしょう。多すぎる選択肢や操作系というのは、時として邪魔になるものなのです。
公式ページの一文がこれをよく表しています。
「ループの上限は5分と、実用的なメモリーを確保しています。10時間の録音は行えませんが、10時間の曲を演奏するのはプレイヤーにとっても観客にとっても厳しいものです。
そう、10時間のループを実際に使い切れる人は世界中を探しても片手で数えるほどもいないでしょう。どのぐらいのループが記録できるか、というのは長ければ良いというものでもないのです。

3) ループは消去しない限りは電源を抜いても消えない
些細なことですが、電源を抜いてもループが残っているというのは使いやすいポイントです。電源をつないで、ボタン一つでいつでもループを呼び出せるわけですから、一つの良いループが録れたらそれを長く使いまわせます。ループを作ること自体も簡単なのに、そのループも長く使える、非常に便利です。


非常にかゆいところに手が届く設計となっているルーパーです。


「多機能であることが善とは限らない」という点についてですが、過去にもギターのコントロール系などでも似たようなことを書いてきました。

Suhr Modernについて(3)電装系その他

一見、何かが出来ないよりは何かができた方が良いというのは正しいように思えてしまうのですが、時と場合によってはでき「すぎる」ことが煩雑になることもあると思います。ルーパーの例でいうと、10時間のループ時間は正直あっても無駄ですし、例えばループを複数保存することができたとして、今度はそれを保存・呼び出しするための操作が必要になります。ボタンが1つしかなく、シングルタップ・ダブルタップはすでにループを操作するための機能に割り当てられていますから、ループの保存や呼び出しはトリプルタップ、、、?あるいは別個にボタンをつける。。。?
ギターのコントロールも同じと言えると思います。ボリュームやトーンに加えて、5点PUセレクターがあって、その上さらにキルスイッチ、ブーストボタン、Push/PullによるPUスプリット、、、、。どれも聞こえは良いですが、一つ操作系が増えるごとに、それだけ切り替えの時間はかかります。スタジオのレコーディング中にクリーンから歪みを切り替えるためにアンプから全部セッティングし直すような時間があるならともかく、そうでない場合には多すぎる選択肢は時として煩雑、あるいは邪魔なだけになり得るのです。


機能としてはルーパー以外何の用途も持たないDitto Looperですが、ループを作成してアドリブを弾いたりする以外にも、ハーモニクスの単音(あるいはコード)をごく短いループで鳴らし続けることで即席シンセとして鳴らしたり(要はEric JohnsonのCliffs of Doverのライブイントロみたいなやつですね)、あるいは作曲をしているときにそこまででできているコード進行をルーパーに入れることでメロディを捻り出したりと、使い方は色々できると思います。
それでいてこの小ささと軽さ、そして安さですから、特に使わなくても1個持っておいて損はないと思います。

Ditto Looper、オススメです。

teshima
プロフィール

nobuteshima

Author:nobuteshima
ここはギタリスト・作曲家のteshimaのギター的・音楽的日々を綴っていくブログです。ライブ告知、機材レビュー、ギターや音楽についてのことなどを書いています。
ソロプロジェクト「enigmatic blue」、音楽制作団体「Clown Clan」などで活動しています。サポートギター、アレンジ制作、音源制作の依頼なども承っています。
プロフィールなどはこちら

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