M3-2018春のサンプルです!
teshimaです。
M3春の楽曲のサンプルができました。
今回は早め早めにアップして公開していこうと思います。
https://soundcloud.com/nobuteshima/180324-enigmatic-blue-m3-2018-sample1
ぜひ聞いてみてください。
4月29日(日)
東京流通センター 第二展示場
う-15b
enigmatic blue
です。
よろしくお願いします!
teshima
M3春の楽曲のサンプルができました。
今回は早め早めにアップして公開していこうと思います。
https://soundcloud.com/nobuteshima/180324-enigmatic-blue-m3-2018-sample1
ぜひ聞いてみてください。
4月29日(日)
東京流通センター 第二展示場
う-15b
enigmatic blue
です。
よろしくお願いします!
teshima
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ローステッドメイプル
teshimaです。
突然ですが、最近ローステッドメイプル、あるいはローステッド加工された木材がギター業界に広まりつつあるように思います。
ローステッドメイプルについてはSuhr Modernの記事を書いたときに色々と書きましたが、加熱処理をすることで余計な水分を抜き、耐久性を高めたメイプルのことです。
Suhrでは割とポピュラーなオプションだと思いますが、最近発売になったIbanezのAZシリーズでも実質的に同じ木材が採用されています。
ざっと調べただけでも、Suhr以外でも以下のモデルで採用されているのが確認できます。
Ibanez AZシリーズ(S-Tech wood)
AZ2402Q(Prestige、4桁モデル)
AZ224F(Premium、3桁モデル)
Jackson Misha Mansoorモデル(Caramelized Maple/Caramelized Alder)
Juggernaut HT6FM
Juggernaut HT6
Ernie Ball Music Man JP15/JP16(Roasted Maple)
JP15
JP16
Charvel Guthrie Govanモデル(Caramelized wood)
Guthrie Govan Signature HSH Flame Maple
Guthrie Govan Signature HSH Caramelized Ash
また、ハイエンドモデルだけではなく、廉価版のモデルでも採用が少しずつ広がっているように思います。
Sterling by Music Man JP150/JP157/JV60
JP150
JP157
JV60
加工に一手間かかるわけで、もちろん安価な入門機にまで全てに採用することは無理ですが、コア、バールメイプルなどの超高級な木材のようにごく一部のハイエンドにしか採用されない、というわけでもありません。
また、具体的なモデルに限らず、メーカーとして加熱処理した木材を使用する動きが広がっていることが、以下の記事で分かります。
T's Guitars【2018ギター工房放浪記。】
フジゲン【2018ギター工房放浪記。】
メイプルという木材を加熱加工して水分を除去するという基本的な手法はどれも同じですが、メーカーによって
Roasted Maple
Caramelized Maple
Chocolate Maple
など呼び方が少しずつ異なるのも面白いですね。他にはBaked Maple、Cooked Mapleなどの言い方も動画などを見てると確認できます。
また、ネック材だけでなく、ボディ材を加熱処理する傾向も広まっていることが見て取れます。
Misha Mansoorモデル(ボディにCaramelized Mahoganyを使用)、Guthrie Govanモデル(ボディにCaramelized Basswoodを使用)などはボディにも火が入っている良い例かと思います。
Roasted Mapleの良いところは、気候の変動の影響を受けにくいことです。Guthrie Govanによればロシアに行ったあとにインドネシアでクリニックを行ってもネックが全然ねじれない、ということを言っていましたが、気温や湿度の変動が大きい日本ではその恩恵も大きいかと思います。
とはいえ、世界中を日常的にツアーで飛び回るギタリストというのは、一体ギタリスト全体の何%いるのでしょうか。。。日本では国内でも湿度や気温の変化が大きいですが、毎日のようにネックの反りをmm単位で調整し続けて、、、というギタリストは少数派かもしれません。
個人的にそれ以上に大きいと思う利点は、ローステッド加工により、木材の個体の違いによるネックの差がなくなることではないかと思います。よくアタリの楽器、ハズレの楽器などという言い方をしますが、ネックやボディの木材が安定することにより、そういった要因に振り回されることが少なくなるのではと思います。
また、加熱加工によりハズレの木材を取り除くことにより、木材の無駄遣いを減らすことができるのではというもの大きな利点だと感じます。良質な木材の減少は常々言われていることですが、今取れる木材をより長く活用できる方向に加工していくことで無駄な木材の伐採を減らすことが出来ることを個人的には期待します。
Ibanez AZシリーズ発売にあたり、Roasted Mapleに対する思いをまとめてみました。
teshima
突然ですが、最近ローステッドメイプル、あるいはローステッド加工された木材がギター業界に広まりつつあるように思います。
ローステッドメイプルについてはSuhr Modernの記事を書いたときに色々と書きましたが、加熱処理をすることで余計な水分を抜き、耐久性を高めたメイプルのことです。
Suhrでは割とポピュラーなオプションだと思いますが、最近発売になったIbanezのAZシリーズでも実質的に同じ木材が採用されています。
ざっと調べただけでも、Suhr以外でも以下のモデルで採用されているのが確認できます。
Ibanez AZシリーズ(S-Tech wood)
AZ2402Q(Prestige、4桁モデル)
AZ224F(Premium、3桁モデル)
Jackson Misha Mansoorモデル(Caramelized Maple/Caramelized Alder)
Juggernaut HT6FM
Juggernaut HT6
Ernie Ball Music Man JP15/JP16(Roasted Maple)
JP15
JP16
Charvel Guthrie Govanモデル(Caramelized wood)
Guthrie Govan Signature HSH Flame Maple
Guthrie Govan Signature HSH Caramelized Ash
また、ハイエンドモデルだけではなく、廉価版のモデルでも採用が少しずつ広がっているように思います。
Sterling by Music Man JP150/JP157/JV60
JP150
JP157
JV60
加工に一手間かかるわけで、もちろん安価な入門機にまで全てに採用することは無理ですが、コア、バールメイプルなどの超高級な木材のようにごく一部のハイエンドにしか採用されない、というわけでもありません。
また、具体的なモデルに限らず、メーカーとして加熱処理した木材を使用する動きが広がっていることが、以下の記事で分かります。
T's Guitars【2018ギター工房放浪記。】
フジゲン【2018ギター工房放浪記。】
メイプルという木材を加熱加工して水分を除去するという基本的な手法はどれも同じですが、メーカーによって
Roasted Maple
Caramelized Maple
Chocolate Maple
など呼び方が少しずつ異なるのも面白いですね。他にはBaked Maple、Cooked Mapleなどの言い方も動画などを見てると確認できます。
また、ネック材だけでなく、ボディ材を加熱処理する傾向も広まっていることが見て取れます。
Misha Mansoorモデル(ボディにCaramelized Mahoganyを使用)、Guthrie Govanモデル(ボディにCaramelized Basswoodを使用)などはボディにも火が入っている良い例かと思います。
Roasted Mapleの良いところは、気候の変動の影響を受けにくいことです。Guthrie Govanによればロシアに行ったあとにインドネシアでクリニックを行ってもネックが全然ねじれない、ということを言っていましたが、気温や湿度の変動が大きい日本ではその恩恵も大きいかと思います。
とはいえ、世界中を日常的にツアーで飛び回るギタリストというのは、一体ギタリスト全体の何%いるのでしょうか。。。日本では国内でも湿度や気温の変化が大きいですが、毎日のようにネックの反りをmm単位で調整し続けて、、、というギタリストは少数派かもしれません。
個人的にそれ以上に大きいと思う利点は、ローステッド加工により、木材の個体の違いによるネックの差がなくなることではないかと思います。よくアタリの楽器、ハズレの楽器などという言い方をしますが、ネックやボディの木材が安定することにより、そういった要因に振り回されることが少なくなるのではと思います。
また、加熱加工によりハズレの木材を取り除くことにより、木材の無駄遣いを減らすことができるのではというもの大きな利点だと感じます。良質な木材の減少は常々言われていることですが、今取れる木材をより長く活用できる方向に加工していくことで無駄な木材の伐採を減らすことが出来ることを個人的には期待します。
Ibanez AZシリーズ発売にあたり、Roasted Mapleに対する思いをまとめてみました。
teshima