Gibsonの報道について(追記アリ)
teshimaです。
ちょっと前のことになりますが、あのGibsonが倒産するかも、というニュースが報道されました。
Guitar company Gibson reportedly facing bankruptcy
ギブソン、倒産する可能性があることが報じられる
「レスポールやフライングVなどで知られる、、、」といった説明をするまでもないほどの大ブランドですが、だからと言っていつでも常に安泰、というわけではないようです。
Gibsonとしてはそのあと声明を出していて、大きな問題ではないと反論しているようですね。
Gibson Guitars Releases Optimistic Statement in Response to Bankruptcy Reports
(Gibson、倒産報道に対して楽観的な声明を発表)
個人的には、Gibsonはここ10年ぐらいからか、迷走をしているように思いました。
2007年 自動でチューニングできるロボットギターを発表
2012年 日本のオーディオ機器会社オンキヨーに資本参加
2013年 Sonarを製造するCakewalkを買収
2017年 Sonarの開発の終了を発表
いち企業として常に変革を求める姿勢は理解できますが、それにしてもあまりにもそれまでのブランドイメージからかけ離れた行動ばかりに思えます。逆に、それまでのイメージを打破したいがための開発や買収なんだとしたら、結果的にイメージが変革できたとは言いがたく、これらの行動の効果は薄かったとしか言えません。
ロボットギターなどは、アイデアそのものは悪くないと思いますが、GibsonユーザーがGibsonに求めていることかと言われれば、かなりかけ離れていた発想だったように思います。
余談ですが、ロボットギター発表当初、チュートリアル動画で使用法を説明している動画を見たのですが、「〜すればいいだけさ」と言いたげな内容の割に、あまりに手数が多すぎて全く説得力がなくて失笑してしまったのを思い出しました。
今思えば迷走の始まりだったのかもしれません。
また、Gibsonを使用するアーティスト関連からもあまりいいニュースを聞きません。
マストドンのビル・ケリハー「ギブソンはアーティストをクソみたいに扱う。あの会社は終わってる」
このインタビューの中で話していることが確かなら、あまりにアーティストとの対応がずさんと言わざるをえません。ロボットギター作ったりDAW会社を買収するよりもっと優先すべきことがあったのではないでしょうか。
一言でまとめるなら、ここ最近のGibsonは、伝統と革新のバランスが崩れていたように思います。
その一方で、Gibsonがこれまで作ってきたギターが途端に価値がなくなるわけではありません。
100年以上の歴史の中でロックに貢献した度合いというのは計り知れませんし、未だにロックといえばレスポール+マーシャルというスタイルが根強く残っている部分はあります。
個人的に、Les Paul Studio Swamp Ashを一本持っていますが、今でもいい音をしてくれるギターで、たまに使っています。ボディ材はアッシュなので典型的なレスポールではないかもしれませんが、無骨でまっすぐないい音のするギターです。
Gibsonとしては倒産はないと反論していますし、今後のGibsonが自らの進むべき進路を見つけて、業績が回復していくことを期待したいと思います。
teshima
(3/2追記)
このブログを書いた直後にまた追加でニュースが出ましたね。。。Gibsonが財務状況立て直しのために15人以上のスタッフを解雇したというニュースです。
ギブソンがカスタムショップの人員を削減、ベテラン従業員を含む15人以上を解雇
ソース: Gibson lays off staff in Nashville custom shop
インタビューを読む限り、社長は悲観的なわけではなさそうですが、強がりなのか、何かプランがあるのか、、、気になるところです。
teshima
ちょっと前のことになりますが、あのGibsonが倒産するかも、というニュースが報道されました。
Guitar company Gibson reportedly facing bankruptcy
ギブソン、倒産する可能性があることが報じられる
「レスポールやフライングVなどで知られる、、、」といった説明をするまでもないほどの大ブランドですが、だからと言っていつでも常に安泰、というわけではないようです。
Gibsonとしてはそのあと声明を出していて、大きな問題ではないと反論しているようですね。
Gibson Guitars Releases Optimistic Statement in Response to Bankruptcy Reports
(Gibson、倒産報道に対して楽観的な声明を発表)
個人的には、Gibsonはここ10年ぐらいからか、迷走をしているように思いました。
2007年 自動でチューニングできるロボットギターを発表
2012年 日本のオーディオ機器会社オンキヨーに資本参加
2013年 Sonarを製造するCakewalkを買収
2017年 Sonarの開発の終了を発表
いち企業として常に変革を求める姿勢は理解できますが、それにしてもあまりにもそれまでのブランドイメージからかけ離れた行動ばかりに思えます。逆に、それまでのイメージを打破したいがための開発や買収なんだとしたら、結果的にイメージが変革できたとは言いがたく、これらの行動の効果は薄かったとしか言えません。
ロボットギターなどは、アイデアそのものは悪くないと思いますが、GibsonユーザーがGibsonに求めていることかと言われれば、かなりかけ離れていた発想だったように思います。
余談ですが、ロボットギター発表当初、チュートリアル動画で使用法を説明している動画を見たのですが、「〜すればいいだけさ」と言いたげな内容の割に、あまりに手数が多すぎて全く説得力がなくて失笑してしまったのを思い出しました。
今思えば迷走の始まりだったのかもしれません。
また、Gibsonを使用するアーティスト関連からもあまりいいニュースを聞きません。
マストドンのビル・ケリハー「ギブソンはアーティストをクソみたいに扱う。あの会社は終わってる」
このインタビューの中で話していることが確かなら、あまりにアーティストとの対応がずさんと言わざるをえません。ロボットギター作ったりDAW会社を買収するよりもっと優先すべきことがあったのではないでしょうか。
一言でまとめるなら、ここ最近のGibsonは、伝統と革新のバランスが崩れていたように思います。
その一方で、Gibsonがこれまで作ってきたギターが途端に価値がなくなるわけではありません。
100年以上の歴史の中でロックに貢献した度合いというのは計り知れませんし、未だにロックといえばレスポール+マーシャルというスタイルが根強く残っている部分はあります。
個人的に、Les Paul Studio Swamp Ashを一本持っていますが、今でもいい音をしてくれるギターで、たまに使っています。ボディ材はアッシュなので典型的なレスポールではないかもしれませんが、無骨でまっすぐないい音のするギターです。
Gibsonとしては倒産はないと反論していますし、今後のGibsonが自らの進むべき進路を見つけて、業績が回復していくことを期待したいと思います。
teshima
(3/2追記)
このブログを書いた直後にまた追加でニュースが出ましたね。。。Gibsonが財務状況立て直しのために15人以上のスタッフを解雇したというニュースです。
ギブソンがカスタムショップの人員を削減、ベテラン従業員を含む15人以上を解雇
ソース: Gibson lays off staff in Nashville custom shop
インタビューを読む限り、社長は悲観的なわけではなさそうですが、強がりなのか、何かプランがあるのか、、、気になるところです。
teshima
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M3春に参加します!
teshimaです。
告知するタイミングを逸してしまい、すごく今更な話なのですが、4月29日(日)のM3にenigmatic blueとして参加します!今回も新曲を持っていけるように頑張りたいところです。
スペースは、
第二展示場1F う-15b
enigmatic blue
となっています。
中身はいつも通りメタルなギターインストです。
よろしくお願いします!
teshima
告知するタイミングを逸してしまい、すごく今更な話なのですが、4月29日(日)のM3にenigmatic blueとして参加します!今回も新曲を持っていけるように頑張りたいところです。
スペースは、
第二展示場1F う-15b
enigmatic blue
となっています。
中身はいつも通りメタルなギターインストです。
よろしくお願いします!
teshima