サブボードVer1.1(改訂版)
teshimaです。
機材についてはしれっと新しいのを買ってしれっと新しくしていることが多いのですが、去年あれこれ作成していたサブ用のボードを一部新しくしました。
こちら。です。

中身は以下のとおり。新しくなった部分は太字にしてあります。
(ギター)
↓
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini Wah(ワウ)
↓
AMT SS-11B(プリアンプ)
↓
Geek Fx ボリュームコントローラー(アッテネーター)
↓
BOSS FV-50L(ボリュームペダル)→tc electronic Polytune2 Noir(チューナー)
↓
tc electronic CORONA mini chorus(コーラス)
↓
tc electronic FLASHBACK mini delay(ディレイ)
↓
(アンプのRETURNへ)
なお、以前のサブボードはこちら。
タイトルにはVer1.1と書きましたが、なんというかVer1.5ぐらい変わったかもしれません。
3つのペダルそれぞれにちょっとレビューを書いてみたいと思います。
○Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini Wah
Cry Babyのミニ版のワウです。t.c.のminiシリーズなどに代表されるミニサイズペダルの流れを汲んだミニサイズのワウです。他のエフェクターと異なり、ワウは足での操作感がポイントになることからメーカーが慎重になっていたのか、miniシリーズとしては後発で登場した印象ですが、個人的にはサイズが小さいということ以外は、操作感も含めそんなに問題ないという印象でした。
それどころか細かい点で多数のアップデートがなされていて本家Cry Baby以上のお得感があります。
音はCry Babyそのものなので全く問題ない上に、内部のスイッチでヴォイシングを変えられるので、本家以上にサウンドメイクの幅があります。また、トゥルーバイパスなのでOFF時には劣化がありません。
製品には見慣れない長い六角レンチが付属するのですが、これによってワウペダルの軸のトルク(硬さ)を調節することができ、柔らかくしてスムーズにワウをかけることや、あるいは固めにして半止めサウンドのところで固定するなど、使い方をカスタマイズすることができます。
また、ペダルの裏面は足の突起がないので、なんの調整や加工もなしに、テープであろうとネジであろうと、ボードに簡単に取り込むことができます。
サイズが小さくなった以上に、これらのアップデートがすごく好感触です。おそらくですが、きっとこれをサイズだけ元のサイズにしたものが現代版のCry Babyになる、といった印象でしょうか。
あとワウのスイッチ自身は何も変わってないはずだと思うのですが、それでもサイズが小さいからか、本家よりずっと切り替えがしやすいです。
なんでこのサブボードに最初からこれを使用しなかったんだろう。。。と思うぐらいぴったりのワウでした。
○AMT SS-11B
メインのプリアンプです。以前は同じAMTのSS-20を使用していたのですが、音色はよかったのですが「DRIVEチャンネルとLEADチャンネルで音量差が全くない」ということが割とストレスとなり、SS-11Bの導入につながりました。今でもSS-20は手元にとってありますし、宅録用のプリアンプとしては非常に優秀で使い勝手がいいと思うのですが、バンドの中でスタジオで使用することを考えると、音色云々より音量の設定が欲しいという結論になりました。
SS-11は11A(歪みがおとなしい)と11B(歪みが激しめ)の2種類あり、現行のモデルはカラーリングから異なるようですが、旧型モデルは裏側の記載を読まないといけないようです。
コントロール類は、並び順以外はSS-20とほぼ同じですし、音も基本的には同じなので特に使いこなすのに苦労はしませんでした。おそらくペダルタイプのプリアンプを使用している人なら何も問題ないんじゃないでしょうか。
予てからの希望であったDRIVEチャンネルとLEADチャンネルのレベル差もこれなら問題なくつけられるので、スタジオでもとても使い勝手がいいです。
また、SS-20と違い、ギターアンプのRETURN用のOUTとスピーカーシュミレーターを介したPA用のOUTが同じ端子で、それらをOUT端子横のスイッチで切り替えることが可能です。なので、パッチケーブル・シールドの抜き差しをすることなく、このボードをこのまま宅録に使用することも可能です。
痒いところに手が届く、非常に高機能なプリアンプだと思います。
ただ一つ、各チャンネルのLEVELツマミが、突然ある角度でいきなり大きくなるため細かい調整が難しく、細かい調整が効くエリアに入るとかなりレベルが大きすぎる、というのが一つ困った問題です。TUBEMANであれば最終的にMASTER VOLUMEで細かく調整ができるのですが、これにはそれがないので各LEVELつまみが即最終的なボリュームにつながります。
なので、これ↑のあとにこれ↓をかまします。
○Geek Fx ボリュームコントローラー
ヤフオクで見つけたパッシブのアッテネータです。左に回すと音量が減衰する、それだけのシンプルなものです。
シンプルなのですが、MASTERボリュームがないSS-11Bとの相性は非常にいいです。SS-11Bの各LEVELつまみを調整のしやすいゾーンでバランスをとり、このアッテネーターで出力を削ぐと、使いやすいレベルに落ち着かせることができます。
もちろんこの後のボリュームペダルを使用すれば同じようなことはできるのですが、ボリュームペダルはもっと自由にミュートにしたりバイオリン奏法にしたり、と使用したかったので、このような方法となりました。
こんな感じで、だいぶ実用的なペダルボードになってくれた気がします。
Ver1.1あるいは1.5と書きましたが、心臓部のプリアンプが新しくなってるのでほぼ2.0かもしれません。残りの小数点以下の部分は、ボードの木材部分を新しくすることです。
具体的には以下のようにしたいと思っています。
1) ワウ・プリアンプが小型化できたので、可能であれば板そのものを小さくする
2) アッテネーター・新プリアンプが想定・固定されていないボードなのでそれを含めてレイアウトし直して固定する
3) 移動中、電車などで床置きができるように、立てたとき(ボードの上方向が地面を向くとき)に自立できるような簡易的な受け足を作る
1) に関しては、ペダルの踏みやすさ・スイッチを踏むスペースも考慮する必要があるので、以前と同じような感じでせばめることがはできないかもしれませんが、軽量化も含めて小さくできればと思っています。
これだけあれこれペダルを変えたわけですが、音自体はそんなに変わってないと思います笑
やはり一番の恩恵はボードが小さく、軽くなったことで移動がしやすくなったことですね。
移動が多い人間にとっては、そういう観点も大事なんだと思います。
サブボードのVer2.0については、また続きを書きたいと思います。
teshima
参考:過去サブボード記事
サブボードの作成(3) 完成版
サブボードの作成(2) ボードの板
サブボードの作成(1) tc miniシリーズのネジ
機材についてはしれっと新しいのを買ってしれっと新しくしていることが多いのですが、去年あれこれ作成していたサブ用のボードを一部新しくしました。
こちら。です。

中身は以下のとおり。新しくなった部分は太字にしてあります。
(ギター)
↓
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini Wah(ワウ)
↓
AMT SS-11B(プリアンプ)
↓
Geek Fx ボリュームコントローラー(アッテネーター)
↓
BOSS FV-50L(ボリュームペダル)→tc electronic Polytune2 Noir(チューナー)
↓
tc electronic CORONA mini chorus(コーラス)
↓
tc electronic FLASHBACK mini delay(ディレイ)
↓
(アンプのRETURNへ)
なお、以前のサブボードはこちら。
タイトルにはVer1.1と書きましたが、なんというかVer1.5ぐらい変わったかもしれません。
3つのペダルそれぞれにちょっとレビューを書いてみたいと思います。
○Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini Wah
Cry Babyのミニ版のワウです。t.c.のminiシリーズなどに代表されるミニサイズペダルの流れを汲んだミニサイズのワウです。他のエフェクターと異なり、ワウは足での操作感がポイントになることからメーカーが慎重になっていたのか、miniシリーズとしては後発で登場した印象ですが、個人的にはサイズが小さいということ以外は、操作感も含めそんなに問題ないという印象でした。
それどころか細かい点で多数のアップデートがなされていて本家Cry Baby以上のお得感があります。
音はCry Babyそのものなので全く問題ない上に、内部のスイッチでヴォイシングを変えられるので、本家以上にサウンドメイクの幅があります。また、トゥルーバイパスなのでOFF時には劣化がありません。
製品には見慣れない長い六角レンチが付属するのですが、これによってワウペダルの軸のトルク(硬さ)を調節することができ、柔らかくしてスムーズにワウをかけることや、あるいは固めにして半止めサウンドのところで固定するなど、使い方をカスタマイズすることができます。
また、ペダルの裏面は足の突起がないので、なんの調整や加工もなしに、テープであろうとネジであろうと、ボードに簡単に取り込むことができます。
サイズが小さくなった以上に、これらのアップデートがすごく好感触です。おそらくですが、きっとこれをサイズだけ元のサイズにしたものが現代版のCry Babyになる、といった印象でしょうか。
あとワウのスイッチ自身は何も変わってないはずだと思うのですが、それでもサイズが小さいからか、本家よりずっと切り替えがしやすいです。
なんでこのサブボードに最初からこれを使用しなかったんだろう。。。と思うぐらいぴったりのワウでした。
○AMT SS-11B
メインのプリアンプです。以前は同じAMTのSS-20を使用していたのですが、音色はよかったのですが「DRIVEチャンネルとLEADチャンネルで音量差が全くない」ということが割とストレスとなり、SS-11Bの導入につながりました。今でもSS-20は手元にとってありますし、宅録用のプリアンプとしては非常に優秀で使い勝手がいいと思うのですが、バンドの中でスタジオで使用することを考えると、音色云々より音量の設定が欲しいという結論になりました。
SS-11は11A(歪みがおとなしい)と11B(歪みが激しめ)の2種類あり、現行のモデルはカラーリングから異なるようですが、旧型モデルは裏側の記載を読まないといけないようです。
コントロール類は、並び順以外はSS-20とほぼ同じですし、音も基本的には同じなので特に使いこなすのに苦労はしませんでした。おそらくペダルタイプのプリアンプを使用している人なら何も問題ないんじゃないでしょうか。
予てからの希望であったDRIVEチャンネルとLEADチャンネルのレベル差もこれなら問題なくつけられるので、スタジオでもとても使い勝手がいいです。
また、SS-20と違い、ギターアンプのRETURN用のOUTとスピーカーシュミレーターを介したPA用のOUTが同じ端子で、それらをOUT端子横のスイッチで切り替えることが可能です。なので、パッチケーブル・シールドの抜き差しをすることなく、このボードをこのまま宅録に使用することも可能です。
痒いところに手が届く、非常に高機能なプリアンプだと思います。
ただ一つ、各チャンネルのLEVELツマミが、突然ある角度でいきなり大きくなるため細かい調整が難しく、細かい調整が効くエリアに入るとかなりレベルが大きすぎる、というのが一つ困った問題です。TUBEMANであれば最終的にMASTER VOLUMEで細かく調整ができるのですが、これにはそれがないので各LEVELつまみが即最終的なボリュームにつながります。
なので、これ↑のあとにこれ↓をかまします。
○Geek Fx ボリュームコントローラー
ヤフオクで見つけたパッシブのアッテネータです。左に回すと音量が減衰する、それだけのシンプルなものです。
シンプルなのですが、MASTERボリュームがないSS-11Bとの相性は非常にいいです。SS-11Bの各LEVELつまみを調整のしやすいゾーンでバランスをとり、このアッテネーターで出力を削ぐと、使いやすいレベルに落ち着かせることができます。
もちろんこの後のボリュームペダルを使用すれば同じようなことはできるのですが、ボリュームペダルはもっと自由にミュートにしたりバイオリン奏法にしたり、と使用したかったので、このような方法となりました。
こんな感じで、だいぶ実用的なペダルボードになってくれた気がします。
Ver1.1あるいは1.5と書きましたが、心臓部のプリアンプが新しくなってるのでほぼ2.0かもしれません。残りの小数点以下の部分は、ボードの木材部分を新しくすることです。
具体的には以下のようにしたいと思っています。
1) ワウ・プリアンプが小型化できたので、可能であれば板そのものを小さくする
2) アッテネーター・新プリアンプが想定・固定されていないボードなのでそれを含めてレイアウトし直して固定する
3) 移動中、電車などで床置きができるように、立てたとき(ボードの上方向が地面を向くとき)に自立できるような簡易的な受け足を作る
1) に関しては、ペダルの踏みやすさ・スイッチを踏むスペースも考慮する必要があるので、以前と同じような感じでせばめることがはできないかもしれませんが、軽量化も含めて小さくできればと思っています。
これだけあれこれペダルを変えたわけですが、音自体はそんなに変わってないと思います笑
やはり一番の恩恵はボードが小さく、軽くなったことで移動がしやすくなったことですね。
移動が多い人間にとっては、そういう観点も大事なんだと思います。
サブボードのVer2.0については、また続きを書きたいと思います。
teshima
参考:過去サブボード記事
サブボードの作成(3) 完成版
サブボードの作成(2) ボードの板
サブボードの作成(1) tc miniシリーズのネジ
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